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2009年3月

2009/03/31

「相棒」と「重力ピエロ」

人間とは矛盾した生き物だ

伊坂幸太郎氏の「重力ピエロ」を読んでそう思った

正直、この本を読んでいて、どこか気持ち悪い、腑に落ちない部分があって、でも納得もしていて、という非常に居心地の悪い思いをしていた。

そんな時「相棒~劇場版」をテレビで見た

どちらも、この社会における「善と悪」のあり方について考えさせられるのだが、「重力ピエロ」では人間と社会の矛盾に焦点を当て、「悪いけれど良いこと」があると言い、「相棒」では「どんなことがあったにせよ、悪は悪」と言う

第3者として、その事件をニュースで見たり、読んだりしたなら、同情はしても「それでも悪いことは悪いんじゃない?」と言える

でも、実際に自分が第3者の立場じゃなく、彼らと同じ立場に立ったら・・・

そう考えると『泉水』や『春』のしたことに目をつぶりたくなるし、やったことに正当性を見出してしまう。

なぜなら自分も同じようなことを絶対にしない、とは言い切れないから。

これが矛盾であり、弱さでもある

だからこそ『杉下さん』の真っ直ぐで正しい言葉が欲しかった

「悪いことは悪い」、「必要悪は無い」という言葉を

相棒が多くの人に指示されるのは、ストーリーの面白さだけではなく、あの杉下警部の全て分かった上での「正しさ」を求めているのではないか?そう思った

「重力ピエロ」は5月に映画が公開されるとのこと

ラスト、どうするのか?それがとても気になるので、これは劇場で確認したい

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2009/03/27

東京にて(2日目)

ぐっすり眠り、ちょっと遅めの朝食ビュッフェをがっつり頂き、銀座から赤坂へ

今日は待ちに待った劇団☆新幹線の舞台 いのうえ歌舞伎・壊 「蜉蝣峠」 

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いのうえ歌舞伎は今回で2回目

最初に観た「吉原御免状」が物凄くかっこ良く、最高に面白かったので、また観たいと思っていたところでの今回の舞台。更に、今回、宮藤官九郎作ということもあって、これは絶対に見逃したくない!との執念が通じたのか座席もかなり良い場所を押さえることが出来てテンション上がりまくる。

超満員のなか、舞台開始

のっけから、笑わせる、笑わせる!!

「吉原御免状」の時のように、全編シリアス劇のつもりで観ていたのでかなり驚いたけど、そこはクドカン。そんなことお構いなしにギャグの入れ方半端無いっ

そして、いのうえさんの演出の素晴らしさは私の拙い言葉では表せないほど、ダイナミックでかっこ良くて、驚きの連発で、もう舞台のパワーにグイグイ会場が飲み込まれていく感じ

息つく暇なく第1幕が終わり、休憩後第2幕へ

今までのギャクの嵐から一転。所々、笑いは残しながらも、どんどん物語はシリアスに核心に向かって進んでいく

そして大立ち回り

役者の方々の息遣いと緊張感がこちらまで伝わってきて手に汗握る

ラスト。涙が溢れそうになる

拍手の嵐

3度のアンコール

あぁ、夢中になりすぎて頭がぼ~っとしてしまう

最高、最高、最高

歌あり、踊りあり、笑いあり、涙あり、驚きあり、感動ありの盛りだくさんのこの舞台

こんなに素晴らしいエンターテイメントを観ることができたことに感謝

楽しい時間はあっという間に過ぎていくもの。

そして、こういう時間がたま~にあるから日々がんばれる

舞台の興奮やまぬまま、東京をうろうろし、帰宅の時間

めちゃめちゃ充実した2日間。やっぱり東京は面白いnotes

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2009/03/24

東京にて(1日目 夜の部)

蒲田駅のディープな繁華街を少し抜けると「ミレイ」がある

まさか、こんなところに!!の立地場所ながら、行く度満席のこのお店

美味い、安い、ボリューム満点、と言うことなし

今回も、お腹がはちきれるほど食べて、程よく飲んできましたbeer

ここでは、料理を野菜で包んで頂くため、野菜や香草をたくさん食べられて、胃にもたれずヘルシー。これに付けるタレがナンプラーが効いてて、これまた美味しい

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ビール、揚春巻き、えびせん、ベトナム風お好み焼き、サイゴン風フェーティウ 、蓮茶、ベトナムコーヒー、ドライフルーツのツェー

一番ヒットは、この日初挑戦のフェーティウ

パクチーが口の中でフワッと香って、魚介や肉や野菜の様々な出汁が、きしめん風の麺に絡んでもう最高lovely

全て完食し、お腹も気持ちも大満足

こうして、東京1日目の夜はあっという間に過ぎて行き、2日目へ

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2009/03/23

東京にて(1日目 午後の部)

連休第1日目

コルドンブルーで料理教室

今回は、「キノコ、ベーコン、チーズ入りキッシュ」の実習

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家で作るときには、フードプロセッサーを使ってしまうので、手を使ってのパートブリゼ作りは久しぶり。初めて使うパイばさみが以外に曲者で、ちょっと手間取るけれど、これで周りに模様をつけるだけで、一気にプロっぽいキッシュになるから面白い。

作業自体はそれ程難しいわけではないが、塩加減や具材の火の入れ方でアパレイユの味や口当たりが変わったり、生地の扱い方で、サクッと感が違ったりするので、以外に細かい所に気を使う。

また、チーズに関しては、一番味が変わるので、出来るだけ良い物を使うように!とのこと。確かに、シンプルなものほど材料選びは重要かも。

出来上がりは、サクサクのふわふわ~

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出来たてを食べるのではなく、常温に置いて、ほの温かいくらいを頂くのが一番美味しいらしい。今回は教室だったので、お水だったけれど、お家で頂くときには、絶対ワインだねwine

パートブリゼもコツが分かれば、すぐに出来るし、具材も色々なものを組み合わせて楽しめるキッシュ。カロリーが気になるところだけれど、週末のブランチには持って来い。これを機にレパートリーを増やしたいもの。

そして今回は翌日も予定が入っているため、東京に1泊

この日のために、1ヶ月も前から大好きなベトナム料理屋さんを予約しておいたのだ~

1日目夜の部へ続く

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2009/03/19

LIFE なんでもない日、おめでとう!のごはん

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大好きな映画「かもめ食堂」と「めがね」そして、パスコのCM等で活躍しているフードスタイリストの飯島奈美さんの新刊「LIFE なんでもない日、おめでとう!のごはん」が届いたnotes

早速、LIFE BGMを聞きながら、本をめくる

このBGM、不思議な音が盛りだくさんで、懐かしかったり、穏やかだったり、ウキウキしたりと色々な気分になれる。本のイメージにとてもあってる気がする。わたしの一番お気に入りは「てんぷらとそうめん」 この題名だけで、わくわくでしょ?

糸井重里さん、よしもとばななさん、重松清さん、谷川俊太郎さんの食エッセイも途中に掲載されていて、これまた得した気分

糸井さんによれば「自分流にアレンジせず、レシピ通りに作ってください」とのこと。

お菓子は別として、料理は本を見て忠実に作ったり、ハカリを使ったりしないタイプなのだけれど、糸井さんが言うなら忠実に作ってみよう!

ということで最初に作りたかった「かもめ食堂のしょうが焼き」に挑戦!

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2009/03/18

ションヤンの酒家

赤い蝿取り紙がくるくるくるくる

まるで客寄せのように鮮やかに回っている

都市開発の波が押し寄せつつある中で、昔の中国の煩雑さと熱気が、この街には溢れている

重慶の旧市街の屋台街「吉慶街」

ここで店を出すションヤン

店は名物「鴨の首」で繁盛し、様々な悩みを持ちながらも一人、懸命に生きている彼女を描いた作品

時に深く傷つきながらも、自分の誇りを大切にする彼女

「吉慶街」の慕情を背負っている彼女

昔の自分たちが住んでいた家を取り戻せば、きっとまた幸せになれると一途に思い込み、妹同然のアメイを犠牲にしながらも、必死に画策する彼女

きっと、何より家族に対して思い入れが強く、家族を作りたいと熱望している彼女

このションヤン演じるタオ・ホンがとにかく美しい

強さ、したたかさ、孤独、悲しさ、母性が入り混じり、目が画面に釘付けになる

ションヤンの後半の「女は子供を産まなくても、母親なのよ」という言葉と、最後に流した涙にこめられた彼女の気持ちが痛いくらい切なかった

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2009/03/17

ホワイトデー

昨年から、ホワイトデーに限って、夫がケーキを作ってくれる

昨年はベイクドチーズケーキ

今年は私の要望でイチゴのムースに決定

色々と考えながら作業を進める姿は、見ていて微笑ましい

お菓子作り2回目だけれど、なかなか手際も良いし様になっている

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本とにらめっこしながら、一生懸命作業を進めていく

予期せぬ出来事にあたふたしながらも完成

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上のゼリーはムースが足りなくて急遽作ったもの

液があわあわのまま、流しいれ固めてしまったので、表面がぼこぼこだけど、これはこれでご愛嬌

本人は納得いかないことがあれこれあったみたいだけれど、これだけ出来れば、たいしたもんだよ(偉そうだけどsweat01)いきなり完璧に作られても、私も焦ってしまうしcoldsweats01

3種類の食感と味が楽しめて、そして何より、作ってあげようと思うその気持ちが嬉しくて、とってもとっても美味しくいただきましたgood

ということで、来年も宜しく~heart

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2009/03/13

つみきのいえ

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温かい思い出をたくさん積み上げて来た人は、それだけで十分強く、優しく、穏やかに暮らしていける。

時には寂しくなったり、不安になったりするだろうけど、そんな時にその思い出たちが支えてくれるから。

「未来に向けて、つみきは積み上げなくてはならない。でも、下を見て(過去を振り返って)思い出に浸るのもたまにはいいものだよ」

そんな風に言ってくれているような気がした

陽だまりのような、温かくて、心がホッとする絵本

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2009/03/12

海を飛ぶ夢

「尊厳死」とは?

もしも、自分が不慮の事故で四肢麻痺になり、26年間ベッドの上で過ごす事になったら

もしも、最愛の人がそうなったら

「死」を選ぶだろうか?「死ぬこと」を認められるだろうか?

答えなんて出ない

この映画も、肯定も否定もしていない

ただ、作者(この映画の主人公)の本に忠実に、淡々と描いている

本当に淡々と

主人公ラモンの『どうして僕は死にたいと思うんだ!!どうして、死ぬことしか考えられないんだ!!』

『これが生きているといえるのか?』

『ここにはプライバシーなんて存在しないから』

これらの言葉に胸が苦しくなった

それが最愛の人の言葉だったとしたら『生きて欲しい』と願っていても、『それでも生きて』と言えるだろうか?

どうすることが良いかなんてやっぱり分からない。

『生きる』という意味も、『死ぬ』という意味も皆一人一人違う意味を持つものなのかもしれないから

でも、どちらを選んでも同じようにお互いに苦しんで、悲しみが残るのであれば、やっぱり今の私の意見としては、「生きて」欲しいし、「生きたい」と言いたい

美しいスペインの海や景色と、それぞれの優しい思いとやるせない思いが、深く胸に染みた作品だった

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2009/03/11

ヨガ

昨日は約1ヶ月ぶりのヨガ

最初は腰の調子にビクビクしながらだったけれど、先生の言葉を聞きながら、呼吸と体に意識を集中させることで体も動くようになっていった

「呼吸を味わう」この言葉好きだな~。普段、意識しない呼吸を「味わう」なんて、日常に楽しみが一つ出来た感じ

もう、本当に気持ちよすぎる~happy02

最後の屍のポーズの時なんて、本気で眠りそうになってしまったし・・・いや、寝ていたかも。うっすら夢みてた気が・・・

「背中とか腰とか、普段後ろになっている所って、怪我をしたりしないと意識しない部分。だから、怪我して初めて普通に動けることの有りがたさが分かる。それに、どうしたら痛くないか、どうやったら痛いのか、とかを考えることで、意識しなかった場所にたくさん意識を向けられたことは良いこと」

う~ん、納得!!私にとってとても有難い、素敵なお話をしていただいたheart本当に尊敬できる、魅力満載の先生と出会えたことに感謝です

久しぶりだったせいか、今日はちょっと筋肉痛。でも、それもまた心地良く感じる自分がちょっと可笑しいcoldsweats01でも、こういう気持ちは忘れないようにしたい

これからも無理せず、続ける気満々なので、先生、今後も宜しくお願いしま~す

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2009/03/10

猫を抱いて象と泳ぐ

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小川洋子さんの言葉はなんて美しいのだろう

読んでいる間、柔らかな光が降り注ぎ、時に暗闇が訪れることがあっても、優しく美しい音楽はずっと響いていた

静かに透き通っていて、でも時にドラマティックで

小さくて、無口な愛情の欠片がたくさん散りばめられ、それに触れることで心が温かくなる

ずっと大切にしたいお話

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2009/03/06

食いしん坊会

その名の通り、食いしん坊たちが集まって、ただひたすら食べて、飲んで、おしゃべりする会

私の周りにいる料理上手の中でも、ずば抜けて美味しいお料理を作るYちゃんから開催通知が届く

今回のメニューは『温まるもの』

いつものように、私とRちゃんはパン、デザート、飲み物、チーズを分担して持ち寄る

この持ち寄りもまた楽しみの一つ。今回はどんなものが集まるだろう

大丸でオーストラリア産の発泡赤ワインとチーズ2種類、その後、アテスウェイでデザートを手配し、Yちゃん宅へ

優しい旦那様がお出迎えしてくれる。

すぐにRちゃんも到着し、食いしん坊会開始

Rちゃん持参は、パティスリー パリセヴェイユのケーキ、スペインの発泡酒CAVA、ダロワイヨのバゲット、霧笛櫻のブランデーケーキ。さすが、Rちゃん。どれもつぼheart特に、パリセヴェイユのケーキは大好きなのでそれだけでテンションがあがってしまう

お料理は塩ゆで大根とブロッコリーのサラダ、肉味噌とチーズの焼き春巻き、メインに白菜と豚ばら肉の重ね蒸し鍋と梅ご飯、合間にチーズと鴨肉のリエットとバゲットを頂く。

お料理って、作る人の人柄がでるものだな~って思う。彼女の人柄の通り、どれもこれもシンプルで丁寧でとても優しい味。めちゃめちゃ美味しいheart04いつの間にか、2本のワインはすっかり空。そして最後にデザート

美味しい料理と、おしゃべりに夢中で、すっかり料理の写真をとるのを忘れてた・・・旦那さんに『今回は写真はいいの?』と言われ『あ・・・』

なので、デザートだけでも・・・

002パリセヴェイユのケーキとアテスウェイのチョコシューshineお腹いっぱいにも関わらず、ぺろりと食べられてしまうくらい、美味しい~

やっぱり、甘いものは別腹cake

食べて、飲んで、おしゃべりして気づけば開始からすでに5時間が経過

電車の時間もあるので、名残惜しいけれど、今回は解散。また次回のお楽しみ

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2009/03/04

電車の中で

先週の日曜日、電車で友人宅へ

東京駅から三鷹駅まで30分、席に座り車外をぼんやり眺めていた

何駅か過ぎて、赤いダウンジャケットをかっこ良くはおり、3センチくらいのヒールを履いた素敵な老婦人が颯爽と乗ってきた

席は満席。婦人は私の席の横の手すりにつかまっていた

なんとなく席を譲ることが失礼な気がして、内心ドキドキしていると、ふと体を手すりにもたれかけているように見えた

そこで「どうぞ」と席を立つと「どうして?」とおっしゃった後、すぐに「ありがとう」と笑顔で座ってくれた

次の駅で隣の席が空き、私もまた座る

すると「やっぱり、おばあさんに見えた?」と

慌てて「いえ、手すりにもたれかかっているような気がして、大丈夫かなと思ったもので・・・」と答えると

「いえ、いいのよ。そう見えたのは私が悪いのだもの。ありがとう。ただ、いつも頑張らなくちゃと思って気をつけているのだけれど、やっぱりつい出てしまうのもなのかしらって思ったものだから。でも、これでも後期高齢者の年齢は過ぎてるのよ」といたずらっぽい笑顔を向ける

確かにご高齢だとは思ったけれど、まさか後期高齢者の年齢を越えてるとは驚き

思わず「見えないですね~」と言うと、「ありがとう。だって、頑張ってるもの」と、とても嬉しそうにお答えになった姿がまた可愛らしくて、素敵だった。

「頑張る」って最近はあまり良い意味を持たないように思われがちだけれど、頑張り過ぎではなくて、自分の現状よりちょっとだけ良くするために頑張ることって、大事だし、そういう頑張り方をしている人って、いくつになっても輝いているものなのだな~と改めて感じた。

それから中野駅で、彼女は私に向かって美しいお辞儀をし、乗ってくるときと同様に颯爽と電車を降りていった。

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2009/03/02

好きな理由?

金曜日、料理教室の友人4人で夕食会

知り合って約1年。

お互いまだまだ知らないことも多いため、話していくうちに色々な発見があって、とっても面白い。そう思えるほど、みんな素敵な個性を持っている。

自分に対する印象も様々で、『なるほど、そういう風に見えるんだ~』と思わず納得。自分のことを分かった気になっていたけれど、いやいや、まだまだ知らない自分もいるものだ。

会話の中に、『どうしてaccoちゃんはフランスだったの?』という質問を受ける

その時はあまり深く考えず、なんとなく~って感じで答えてしまったけれど、心に引っかかっていたので、家に帰った後に良く考えてみた。

大学でフランス文学を専攻したのは、英文科に受からず、滑り止めで受けたフランス文学科が受かったからで、決してその頃フランスが好きだったわけではない。

それでも授業は楽しいものが多く、先生や友人も尊敬できる人がとっても多かった。語学学校にも一応通った。けれど、一途にフランスにハマっていたわけではなかった。

でも、今でもフランス語の勉強を細々と続け、フランスに関するものに妙に心魅かれるようになったのは、旅行に行ったり、短いホームステイをすることで、実際のフランスという国とそこに住む人達と触れ合う機会を持ったからだと思う。

学生時代の初めてのフランス旅行では、道を聞いたおばさんに、ものすごい剣幕で怒鳴られたり、車に轢かれそうになったり、言葉が通じず悪戦苦闘したりの珍道中だった。

その後何度か渡仏したが、変質者にあったり、ストに巻き込まれて飛行機に乗り遅れそうになったり、店員の態度の悪さに辟易したり、薦められたランチのメニューが笑うしかないくらいまずかったり、学校の事務の人にヒステリーをおこされたりetc・・・と、日本ではあまり出会えないような経験をした

でも、それ以上にここでは書ききれないほど多くの、素晴らしい経験をしたし、素敵な人々に出会えた。ステイ先のマダムの『どんなに嫌な相手でも、その人は、その人の個性でそうしているの。だから、仕方が無いのよ。彼女は彼女なのだから』と相手の個性を出来るだけ尊重する考えや(でも、悪口や嫌味はそうとう言っていたし、めちゃめちゃ怒ってたけれど・・・)、他人は他人と割り切っていながら、以外に情に熱く、困っている人に手を差し伸べる人が多いという姿は、私の価値観に多少なりともプラスの要素を与えてくれたと思う。それに命に関わることじゃなければ、話のネタになるというちょっとだけタフな気持ちも持てるようになったし

だから、これから先も私にとっては、日本の次に居心地の良い場所だし、嫌なところも、良いところも、もっともっと知りたいと思わせる国

きっと、日本が家族のように一番大事なものだとしたら、フランスは彼氏のように焦がれる対象なんだと思う。

なんてことを色々考え、長々と書いていたら、なんだ、結局好きってことじゃん!という至極単純な結論に至ってしまった。

でも、友人の何気ない質問のお陰で、自分の気持ちや考えを整理することが出来て、とってもすっきりした~。

感謝です。ありがとうheart04

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