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2009/05/28

マルタのやさしい刺繍

小さい頃は、何にでもなれると思ってた

時が経つにつれ、出来ることと出来ないことを学んでいった

そして年を重ねる毎に、新しい一歩を踏み出すことに躊躇し始めた

「そんなことをしたら笑われるかも・・・」

「今はそんな時間(お金)ないし・・・」

「そんな夢みたいなこと、今更無理・・・」etc

色々な言い訳を自分で作ったり、誰かや何かのせいにしたりして・・・

この映画は、夫の死を9ヶ月経った今でも乗り越えられず、全てのことに無気力になっている80歳のおばあちゃん(マルタ)が、あることをきっかけに、スイスの保守的な田舎の村で若い頃の夢だった「ランジェリーショップ」を開きたいという夢をかなえていく。そして、彼女の友人達もそんなマルタに触発され、自分の生きがいを見つけて行き、そこへ向かってパワフルに前進していくお話。

もちろん、これはフィクション。実際にこんなに上手く行くことは無いだろう。

でも、ずっと喪服を着ていたマルタが夢に向かって前進しはじめてから、どんどんお洒落でキュートになっていったり

気難しいお金持ちのフリージが恋をして、新しいことにチャレンジしたり、周りとのかかわりを持つようになって可愛くなっていったり

家族のため、と自分の人生を二の次にしていた良妻賢母のハンニが、ずっと取りたかった運転免許を取ることにチャレンジし、思いがけない自分の一面に気づき、楽しみを見出していったり

誰にも言えない悲しい秘密を持っているリージがマルタの夢をかなえることに、誰よりも親身になって応援し、それを自分の夢と重ねることで活き活きとしていったり

悪口を言われたり、怒られたりして、めげたり凹んだりしながらも、4人はとてもたくましく魅力的に変わっていく。

そして、保守的だった村の人々も彼女たちにつられて徐々に変化していく

これが、若い女性のお洒落なサクセスストーリーだったら、ここまで興味を持つこともなかったかもしれない。でも、今まで夫の言うことや息子の言葉に逆らうこと無く、ずっと田舎に住み、保守的な人々の間で生きてきたお婆ちゃんたちが、「エイッ!」と自分のやりたかった事に一生懸命になる姿というのは、なんだかめちゃめちゃ勇気をもらえる。

だから、観終わった後は爽快だし、自分も頑張ろう、一歩踏み出す勇気を持とうと素直に思えるのだ。

何かを始めたいけど・・・という方、ぜひぜひご覧下さい

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