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2011/05/12

パリ20区、僕たちのクラス

中学時代、先生が好きではなかった

特に厳しかったわけでも、理不尽なことをされたわけでも、嫌われていたわけでもなかったのだけれど、自分でも何故か分からないけれど『先生』という大人を好きになれなかった

あの当時は、

先生も私たちと同じように感情があって、頭にくることもあれば、気分が落ち込むことだってある。好きな人もいれば苦手な人だっている。

ということが分からなかった

先生は先生としてしか見ることが出来なかったから

でも、きっと中学時代はそういうものなのかもしれない、とこの作品を観て、妙に懐かしくその時の感情を思い出した

世の中のことなんて全く分かっていないくせに、浅く狭い知識をひけらかし、口ごたえだけは一緒前で、大人を小馬鹿にして、都合の良い時だけ子供に戻って・・・

そんな40人近くいる生徒達を相手にしなければならない先生の苦労って、想像するだけで胃が痛くなる

この作品は、先生と生徒のありのままの授業風景と先生と先生の職員室での普通のやりとりを、大げさな表現や描写をすることなく淡々と、まるでドキュメンタリーのように描いている

そのことで、まるで自分もその学校にいる気分になり、いつの間にか先生の気分になって頭を悩ませるようになっていき、やっぱり胃が痛くなった

きっと、この生徒達と同じくらいの子が観たら、生徒達の目線で色々なことが観察できるのかもしれない

今「教育」が難しい時代だと言われているけれど、この作品をみると、確かに様々な問題は多くなっているけれど、子供たちの本質という部分は実はあまり変わっていないのではないか?と思ってしまう

いつの時代でも、この年代の子供はやっぱり難しい年頃だし、ましてや一人一人違う人間をそう簡単に理解できるわけもないのだから

でも、先生はそうは言っていられないのも事実

なるほど「教育」とは難しいものだ

なんて・・・

何かを押し付ける映画じゃなく、自然と「教育」とは?、と考えてみたくなる作品だった

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コメント

accoさん、こんにちは。
この映画、予告を見て気になってたんです。早速レンタルしてみたくなりましたhappy01
私も中・高の頃、あまり先生が得意ではかったんですよねぇthink
今思えば自分本位の目線で、先生を‘反発の対象の大人’として一括りにしていただけなのかもしれないなぁ…。
その大人の一員になった今、身近なところで甥っ子たちの成長などに触れ、教育の大変さや面白さ…横目に感じたりもする今日この頃ですclover


投稿: おけいはん | 2011/05/14 14:36

おけいはんさん
そうそう!おけいはんさんのおっしゃる『反発の対象の大人』という表現、すごくぴったりです!そう考えると、その反発を受け入れていた先生方って(もちろん、そうじゃない先生もいましたがsweat02)人として尊敬しますね
自分が同じくらいの年齢にならないと分からないことや体験してみて初めて分かることって本当に多いな~とつくづく思いますcoldsweats01
きっと、色々なことを感じられる作品だと思いますので、ぜひレンタルしてみてくださいhappy01

投稿: acco | 2011/05/16 15:48

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