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2012/02/14

漁港の肉子ちゃん

インフルエンザで1週間の外出禁止令

久しぶりに出た高熱で、体はだるいし、喉は渇くし、結構ヘロヘロ

それも3日くらい経つと、薬のお陰でだいぶ楽に

でも、なんとなく体のだるさはとれなかったし、気力があまり無かったので、ネットをする気にもなれず・・・

テレビもずっと見ていると疲れるし、飽きるし

そんな中、一番の気晴らしが読書だった

本を読んでいる間は、その世界にどっぷりつかれるし、疲れればそのまま寝てしまえば良いし、気持ちが軽くなっていった

なので、暫くは本の話題で

最初は『漁港の肉子ちゃん』

これが、とにかく面白い!!

どんなに不細工でも
どんなに馬鹿でも
どんなに貧乏でも
どんなにひどい境遇でも
どんなに人が「可愛そう」と思っても
肉子ちゃんは、まったく可愛そうでも、不幸でもない

どちらかと言えば、とっても幸せな人だし、いつの間にか人のことも幸せな気持ちにしてあげられる人なのだ

漁港の人々、小学校の同級生、商店街の人々、
みんなそれぞれなんとなく窮屈な気持ちを持ちながら生活している

そんな田舎の町で、肉子ちゃんの存在は、この人たちをくるりと包み込んでしまっている、まるで町のお母さんのよう

だから、窮屈な気持ちも、彼女がいることによって解放されるというか、彼女のお陰で産まれる笑いが、そんな気持ちをほぐしていく、というか・・・

底抜けに明るいだけなのか、それとも、ただアホなだけなのかは分からないけれど、読んでいる内に私の中でも「肉子ちゃん」が自分のへんな凝りのようなものをほぐしてくれる、特別な存在になっていった

そんな肉子ちゃんには子供がいる

名前はきくりん

この、きくりんがまた肉子ちゃんとは違って、この年齢特有の冷めた感じと、不安定な感情の表現で描かれていて、いつの間にか自分の小学生の頃がよみがえり、懐かしいような、なんとも、モヤモヤとしたような、不思議な感情が湧いてきて、それが物語に良いスパイスを与えてくれている

実際に、肉子ちゃんが側にいたら、きっと、きくりんみたいに、ちょっと鬱陶しい気分にもなるのかもしれないけれど、どんなことがあっても、自分に対しての揺るぎのない愛情を与えてくれている肉子ちゃんを、きくりん同様、絶対に嫌いになんてならないのだろうな

とにかく、グダグダとまとまらない感想なのだけれど、久しぶりに気持ちも頭も軽くなる、そんな作品で、ぜひ興味を持った方には読んでほしい

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コメント

こんにちは。同じ本の感想記事を
トラックバックさせていただきました。
この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。

投稿: 藍色 | 2012/10/05 18:19

藍色さん
お返事遅くなって申し訳ありません!!
トラックバックありがとうございます♪
早速、トラックバックさせていただきますね
今後とも宜しくお願いいたしますhappy01

投稿: acco | 2012/10/09 14:19

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